【1回目】高校入試へのカウントダウン:❶高校入試は人生の大きな分岐点

2020/8/16 (日)

皆さん、お元気ですかっ?ジャンプアップ教室長です。

夏休みが明けると、中3生は高校入試のカウントダウンが始まります。準備は順調に進んでいますか?

「え、先生なに言ってるの? 高校入試はまだまだ先でしょ」という声が聞こえてきそうですが……。

たしかに私立高校入試までは約5ヵ月、公立高校入試までは約6ヵ月あります。

「な~んだ、まだまだ先じゃん」と思ったあなた。重要なことを忘れていませんか。

そう、高校入試は当日のテストだけで決まるわけではないのです!

高校入試の合否がどのように決まるのかについては、次回、詳しくお話しします。

今回は高校入試とはどんなものなのかを、ちょっと厳しい話になりますが、お伝えしたいと思います。

高校入試とは“志望校に進学できる人を選ぶ試験”であると同時に、“志望校に進学できない人を選ぶ試験”でもあります。

どんなに第1志望の高校に入学したいと願っていても、その夢が叶わず、破れることもあるわけです。

特に福岡県の公立高校の受験倍率はなんと1.34倍と、47都道府県中第3位の激戦地。

さらに、第6学区に限定すると、受験倍率は、約1.5倍~1.6倍にまで跳ね上がります(学区内の中3生の多くが、普通高を志望したと仮定した場合の数値です)。

単純化して言うと、志望校に進学できるのは150人中100人。残りの50人は滑り止めの高校に泣く泣く進学することになります。

厳しいかもしれませんが、これが現実だったりします。

さらにもう少し大きく、高校入試というものが人生の中でどのような位置を占めるのかを考えてみましょう。

高校入試(そして、入試に向けての受験勉強)は、皆さんの今後の人生を方向付ける大きな節目になる。ジャンプアップ教室長はそう思っています。

「またまた、大げさな~」と、皆さんは思うかもしれません。

でも、実際のところ、ジャンプアップ教室長が過去に出会ってきた生徒たちを振り返ってみると、「大げさ」とは言い切れない部分がたくさんあります。

入試本番までの受験勉強を精一杯頑張れた生徒。彼ら・彼女らは、入試の結果にかかわらず、その後も充実した生活を送るケースが多いです。

一方、受験勉強に本気になれず、途中で妥協してしまった人、逃げ出してしまった人達。彼らの中には、その後の人生の中でも、ちょっとでも苦しいこと、大変なことがあるとそこから逃げたり、あきらめたりする、「負け癖・逃げ癖」がついてしまう人がたくさん存在します。

一旦、こういう癖がついてしまうと、そこから先の彼ら・彼女らの人生は一体どうなってしまうのか……。ものすごく心配になってしまいます。

というわけで、高校入試、そして、入試当日までにどのように受験勉強に向かうのかは、合否の結果をきめるだけではなく、皆さんの人生の大きな分岐点になりえます。

「Chances Favored the Prepared Mind」という言葉があります。チャンスは、しっかりと覚悟を決め、十分な準備をした者にだけ訪れるという意味です。

ここから、中3生の皆さんは今まで以上に膨大な時間とエネルギーを受験勉強に注ぎ込むことになります。

このしんどくて大変な受験勉強を、自分の人生にとって少しでもポジティブで有意義なものにするために、しっかりと覚悟を決め、十分な準備をし、ここからの半年を過ごしていきましょう!