「大・就職氷河期」は来るのか⁉❷

2020/6/7 (日)

さて、前回記載した「週刊エコノミスト」(202年5月22日号)の年表(ここをクリック)。

その左端を見てください。数年分のグラフが軒並みマイナスに振れている部分があります。そのまま目線を上にあげると…。

そう、『大恐慌』です!皆さん、歴史で習いましたよね?

1929年10月29日。ニューヨークの株式市場の大暴落、「ブラック・チューズデー」を切っ掛けに、世界中が大不況になります。

その後、各国は、なりふり構わぬ自国中心主義の経済政策を採用。軍国主義の台頭を招き、『第2次世界大戦』の原因の一つとなった、あの『大恐慌』です!

ジャンプアップ教室長も、ニューヨーク中に「失業者」があふれる写真を世界史の教科書で見た記憶があります。

あの歴史的な大事件である『大恐慌』。その時の先進7か国のGDP成長率が「-7.6%」。そして、2020年の予測成長率が「-6.2%」。

つまり、今回の新型コロナによる経済的打撃は、「大恐慌」に匹敵するほど深刻なものになる可能性がある、という予測なのです‼

皆さんの中には、「リーマン・ショック」や「バブル崩壊」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。この時も日本をはじめとする先進諸国は、深刻な経済不況に陥りました。

もし、皆さんのお父さんやお母さんの中に、この時期に大学を卒業し、「就職活動」をした方がいらっしゃれば、ぜひ聞いてみてください。「お父さん(または、お母さん)、就職活動、大変やった?」って。

きっと、「ものすごく大変やった。もう就職できんと思った…」ってお答えになると思います。

もし、この予測が正しいならば、ここから数年は、「リーマン・ショック」時や「バブル崩壊」時の就職難が、たいしたことではないように見えるくらいの『大・就職氷河期』が来ることになります

もちろん、ジャンプアップ教室長も、こんな予測は外れてほしいと願っています。

でも、「ソフトバンク・グループ、コロナの影響により、7,500億円の大赤字!」だとか、「日産が世界で2万人の人員削減!」などという報道を目にすると、やはり大不況は避けれないないのかと思ってしまいます。

であれば、やはりここでも、「最悪の事態を想定し、楽観的に動くこと」という言葉を思い出す必要があります。

すなわち、今から大学・高校受験をする皆さんは、「『大・就職氷河期』が来ることを前提に、進路・志望校を選択し、受験に向けての準備を進めるべきである。でないと、とんでもないことになるぞ!」、ということになります。

続きのブログは、こちらをクリック。